性生活で改善する中高年の記憶力、セックスレスからの脱出が日本を救う!?


日本人夫婦の性行為の回数は、諸外国と比較してとても低いと言われています。もちろん夫婦の性生活をどのように営んでいくのかということに正解はありません。しかし、現在の性生活に満足していないのであれば改善を図った方が良いかもしれません。

なぜなら健全な性生活は、夫婦間に高い満足をもたらし、夫婦の愛情や絆を再確認させてくれるものですが、さらに近年の研究では脳の活性化や記憶力の向上にも関係があることがわかってきたからです。

日本人のセックスは低頻度?

日本人夫婦のセックスの頻度はとても少なく、セックスレス大国という不名誉な呼ばれ方をされることもありますが、実際の数字を確認してみましょう。
まず、一般社団法人日本家族計画協会が20代〜60代の夫婦にアンケートをとったところ、3分の1以上の夫婦が直近1ヶ月間セックスをしていないと回答しました。また平均して1ヶ月に1回程度という夫婦も多く、この人たちも加えると50%を超える結果となりました。確かにこの回数は多いとは言えないでしょう。

またコンドームメーカーのデュレックスが2005年に行った調査によれば、日本人夫婦の年間セックス回数の平均は約30回前後、そして性生活への満足度の平均値は20%程度であり、両方とも他の国から大きく下がります。例えばアメリカやイギリスは年間平均回数が100回以上であり、平均満足度も50%を超えています。

セックスで中高年の記憶力は向上する?

上記のように、残念ながら性に関して消極的となってしまっている日本人ですが、セックスは夫婦間の愛情の確認、そして身体的、精神的な充足や癒しを与えてくれるものだけでなく、脳の若さを保つ効果もあることがわかってきたのです。

例えばイギリスのコヴェントリー大学(Coventry University)の研究チームは、セックスが中高年の精神に与える影響、特に記憶力に与える影響について研究と調査を行ってきました。現在世界中の先進国の多くが社会の高齢化に悩んでおり、その問題の1つが高齢者の認知症にあるからです。
そこで研究チームはセックスに対して積極的な男女とそうでない男女の2つのフループを作り、両者に数字の並べ替えや記憶力に関するテストを行いました。その結果、セックスに積極的なグループの方が男女共に好成績を収めたのです。

もちろんこの研究をもって、ただちにセックスへの積極性と脳の活性化の関係が結論づけられるわけではありません。しかし、この研究を指揮したヘイリー・ライト氏とレベッカ A. ジェンクス氏は、様々なバッググラウンドを持つ50~89歳の約6,800人を対象にテストを行っていますので、決して少ないサンプル数の調査とは言えず、ある程度の信頼を寄せることができるでしょう。

【参考】
Sex on the brain! Associations between sexual activity and cognitive function in older age.

性生活の課題

また、なぜ日本人の夫婦はセックスに積極的になれないのでしょうか。1つの可能性として、日本社会は他の国の社会よりも不安やストレスが大きく、そのことがセックスに関する健全なモチベーションの発揮を妨げているのかもしれません。
アンケートでは、セックスレスの原因は、仕事で疲れている、結婚後何となく、という理由が上位に入ります。仕事や子育ての環境が改善すれば、日本人の性生活も向上するかもしれません。
アメリカの研究ですが、全米退職者協会(AARP)が2010年に行った調査によれば、健康問題や金銭的な不安が高い場合、中高年はセックスから遠ざかる傾向が大きいようです。

また、一般社団法人日本家族計画協会が日本人の既婚男女に行ったアンケート調査によると、男性は仕事の疲労の蓄積がセックスに対するモチベーションを阻害していると回答し、女性は純粋にセックスが面倒くさくて嫌だと回答しています。
同じアンケート調査でセックスの目的を訪ねたところ、男性は性的な快楽と答えた人が最も多く、女性は愛情の表現やミュニケーションのためと答えた人が最も多いという結果になりました。もしセックスレスの夫婦がその現状を改善したいと思うのであれば、このアンケート結果は参考になると言えるでしょう。

例えばセックスレスの原因が女性側の拒絶にある場合、根本原因は夫婦それぞれかと思いますが、そもそも日頃からの愛情表現やコミュニケーションの見直しが大切になるでしょう。愛情の表現がセックスの目的なのであれば、表現するべき愛情を養いなおす必要があるからです。
また男性がセックスに消極的な場合は、ストレスの緩和や健全な精力の発揮のために食事や睡眠に気を配り、心身の健康を見直すと良いでしょう。特に食事で言えば、亜鉛やビタミンCの摂取が大切であり、牡蠣や青魚などの魚貝類にそうした栄養が豊富です。

もちろんセックスの回数が多ければ良いというわけではないのでしょうが、その見直しをきっかけに夫婦の絆が深まることも多く、現状に不満があるのであればパートナーとよく話し合うと良いでしょう。

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