注射で肩こりが治るって本当?筋膜リリース注射について


おそらく、相続tokyoをご覧いただいている方の多くは、デスクワークをメインにされていらっしゃると思います。今回は、そうした方々の共通の悩みと言っても良い、肩こりについてお届けしたいと思います。
現在日本には自覚症状がある人だけで、約1179万人もの人が肩こりに悩んでいると言われており、国民病の1種といっても良いかもしれません。多くの人がマッサージなどに通ったり、鍼灸などを試したりと色々な努力をしていると思いますが、その瞬間は楽になってもすぐに症状が戻ってくることに悩まれていると思います。
もちろん、肩こりの改善にはその原因をなくすこと(姿勢の改善や運動不足の解消)が必要なのですが、そうした習慣に関する改善は簡単ではありません。

しかし最新の研究によって、対処療法としては非常に効果の高い方法が一般に出回りつつあります。それが今回ご紹介する筋膜リリース注射という方法です。

筋膜リリース注射とは?

そもそも肩こりとは何であるか、ご存知でしょうか。肩が痛くなったり動かしづらくなったりするので、筋肉がこわばっているのではと思われるかもしれませんが、最新の研究によれば、それは微妙に異なります。
肩こりとは、正確に言えば筋肉を覆う膜である筋膜が硬くなってしまったり、筋膜同士癒着してしまってシワになってしまった際に起こる症状なのです。
そして筋膜リリース注射という治療法では、この筋膜が癒着している箇所をエコー(超音波診断装置)を用いて診断・特定し、その箇所に生理食塩水(人体と同じ濃度の食塩水)を注射する治療法なのです。

筋膜は使いすぎたり間違った使い方(姿勢が悪い状態での作業)をしてしまうと、変な風に歪み、かつその状態で水分を失ってしまって硬化してしまいます。そしてそのことが筋肉の動きの阻害や痛みの原因になっているのですが、生理食塩水の注射によって、無くなってしまった水分を補給することで、筋膜は柔らかさを取り戻し、癒着や皺も治っていくというわけです。

エコーを用いて診断できる

筋膜リリース注射の特徴は、まず肩こりの箇所をエコー(超音波診断装置)によって特定できることでしょう。エコー画像には筋線維が映し出されますが、筋膜が緊張したり癒着したりしている箇所は画面上でで青白く表示され、明確に特定することが可能です。
こうしたこりの起点となる箇所をトリガーポイントと呼ぶのですが、トリガーポイントが痛みを感じる箇所と同じというわけではありません。肩の筋肉が痛いけど、トリガーポイントは背中にあったり、太ももの筋肉が痛いけど、トリガーポイントはお尻にあったりするのです。

そのため本人の自己申告ではトリガーポイントの特定はできず、触診などでも困難です。しかし、エコーを利用すればその特定が容易になります。

効果の実感が早い

筋膜リリース注射では、前述のようにエコーで診断をしながら注射を行うので、モニターで青白く光っていたトリガーポイントが、きれいに消え去っていく様を見ることが可能です。
また肩こりの症状もその場で消え去っていくので、効果の実感は非常に早いのです。

料金や副作用の問題

気になるのは、料金や副作用の問題でしょう。
まず料金ですが、あるクリニックでは診察料(1000円〜3000円)とは別に、一箇所の注射で2万円(税別)が料金となります。複数箇所のコリを治そうとする場合、決して安い金額ではありません。
またこれは当然ですが、肩こりの原因となる動作(悪い姿勢での作業)などが取り除かれない限り、時間の経過とともに肩こりを再発してしまいます。そのため、結構な金銭負担が発生してしまいかねません。作業を行う椅子やデスクなどの見直しもしつつ、姿勢を改善して根本原因の除去と同時に治療するのがいいでしょう。

ただ、副作用などに関しては特にそれらしいものは報告されていません。注射に使われる生理食塩水は、人間内の体液に近い成分です。特殊な薬剤というわけではないので、その点は安心して良いでしょう。


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