白ワインと赤ワインなら、実は白ワインの方が健康によい?


伝統的な西洋酒であるワインは、日本では1970年ごろから徐々に飲まれるようになってきました。何度かのワインブームを経て、現在はすっかり日本の食卓にも定着しています。
(特に1990年代後半から、その飲酒量が大きく増えています。

まだ残暑の厳しい季節には、白ワインやスパークリングワインを好まれる方が多いでしょう。
しかし、酒は百薬の長と呼ばれ、赤ワインに関してはその健康効果が広く知れ渡っていますが、実は白ワインにも劣らない健康効果があります。

今回は、白ワインの健康効果について見ていきます。

白ワインのポリフェノールは吸収されやすい

赤ワインの健康効果として有名なのが、ポリフェノール含有量の多さです。ポリフェノールとは、植物の苦味や色素の成分であり、ほとんどの植物が持っているものですが、含有量はものによって異なります。
赤ワインは酒類に限らず飲食物の中でも特に多くのポリフェノールを含んでおり、ポリフェノールの持つ抗酸化作用によって、体内の有害物質を解毒し、動脈硬化など生活習慣病を防ぐ効果があるのです。

しかし、実は白ワインのポリフェノールの成分も赤ワインに負けてはいないのです。
白ワインには赤ワインほどポリフェノールは含まれていません。それというのも、ワインの原料となるブドウの中でポリフェノールは皮や種に多く含まれており、皮付きブドウをそのまま破砕して発酵させる赤ワインに対して、破砕したブドウから絞った果汁を発酵させる白ワインの方が、その含有量が少なくなるからです。
しかし、その代わりに白ワインに含まれるポリフェノールは分子が小さく、人体に吸収されやすいという特徴を備えています。

なお、より多く白ワインのポリフェノールによる抗酸化作用を得るには、食前や前菜と一緒に飲むようにしましょう。その方がより効果が高まります。

殺菌効果も期待出来るので魚介との組み合わせに最適

また、白ワインには酒石酸、リンゴ酸などの有機酸が赤ワインよりも多く含まれており、これらの物質はアルコールと相乗効果を発揮しながら、殺菌作用をもたらします。
そのため食中毒の可能性がある生の魚介類を食す際に一緒に飲むことで、大きな効果を発揮します。

前菜に生牡蠣や白身魚、貝類のカルパッチョをレモンで食べつつ、白ワインを飲むというオーソドックスな組み合わせは、健康面からもお勧めというわけです。

腸内環境にも効果的

ここ最近、腸内の最近バランスを整える腸内環境や腸内フローラの考え方に注目が集まっています。昔から腸内細菌のバランスを整えることで、便通などが改善されるというのは一般的にも知られていました。
しかし近年の研究では、便通だけではなく腸内の最近バランスが免疫や痩せやすさ、まあIQや性格にまで影響を与える事が分かってきています。注目が集まるのも当然と言えるでしょう。

そして先ほども挙げたげた有機酸は、腸内環境を整える効果も期待されています。特に酒石酸といって、コルクを抜いた際にその裏に結晶のように着く物質があるのですが、この酒石酸が大きな効果を持つと言われています。

低糖質で太りにくい

もちろん、飲酒には健康効果だけではありません。アルコールの摂りすぎは脳や内臓、特に肝臓に悪影響を与えますし、お酒に含まれる糖質による肥満の問題も深刻です。
アルコールに関しては、飲み過ぎを控えるしかないのですが、糖質に関しては低糖質なお酒を選ぶようにすることで、問題を大きく改善できます。

そして、ワインは醸造酒の中でも特に糖質が少ないお酒として有名です。これは赤ワイン、白ワイン共通なのですが、含まれる糖質は100gあたり1.5g〜2.0gほどであり、これは日本酒の3.6~4.9g、ビールの3.1~4.9gよりだいぶ少ないと言えるでしょう。
若干、赤ワインの方が白ワインより含まれる糖質が少ないと言われていますが、辛口の白ワインであれば赤ワインと大差ありません。

スパークリングワインも健康に良い

スパークリングワインの人気も高まっており、10年前に比べて輸入量は1.6倍に増えています。スパークリングワインはきちんとした製法で造る場合、白ワインを瓶やタンク内でもう一度発酵させて作ります。この2次発酵で炭酸が生まれ、ワインに溶け込むのですが、元白ワインですので、白ワインの健康効果をそのまま引き継ぎます。
さらに、酵母との接触時間が長いので、健康効果の大きいアミノ酸類が、白ワイン以上に豊富に含まれているのです。

ただし、安物のスパークリングワインは、白ワインに炭酸を後から追加しただけという場合もあります。この場合、白ワインと同様の効果はありますが、アミノ酸類が増える効果は期待できません。

最後に繰り返しになりますが、飲みすぎては意味はありませんので、適切な酒量を守ってお楽しみください。


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