世田谷の主な地域の路線価①〜東急田園都市線沿線〜

日本人の相続財産に占める割合の大きい不動産、特に宅地の相続税評価は路線価によって行われます。
ここでは世田谷区内の東急田園都市線沿線エリアの路線価や地域ごとの特徴を見ていきましょう。

東急田園都市線沿線

東急田園都市線(とうきゅうでんえんとしせん)は、東京都渋谷区の渋谷駅から神奈川県大和市の中央林間駅までを結んでいる鉄道路線です。沿線の利用者の方からは、田都(でんと)と略されて呼ばれることの方が多いかもしれません。
池尻大橋駅・三軒茶屋駅・駒沢大学駅・桜新町駅・用賀駅・二子玉川駅が世田谷区内の駅になります。

池尻大橋駅近辺

池尻大橋駅近辺は世田谷区池尻になり、路線価は40万円〜50万円の間となります。また太子堂や三宿も近く、その路線価も40万円前後です。ただし田園都市線と並走している国道246沿いの路線価は70万円以上する場合もあるので注意していください。

なお池尻の多くの部分が、戦前は陸軍の練兵場として用いられていました。そのため現在もこの地域には陸上自衛隊の三宿駐屯地が存在し、自衛隊車両を見かけることが多い地域です。また元々国有地だった影響で官舎や公務員宿舎なども多い地域です。

三軒茶屋駅近辺

三軒茶屋駅近辺は世田谷区の太子堂や三軒茶屋などになります。裏通りに入ったところの路線価は池尻と同じく40万円〜50万円ですが、三軒茶屋駅周辺の特に246や世田谷通り沿いは100万円を超えるところも存在し、三軒茶屋の地域としての強さを表しています。
また地域の人に”三角州”と呼ばれている世田谷通りと246に挟まれた地帯や商店街の栄通り沿いなどは飲食店も集中し、路線価は60万円前後となります。

ちなみに、三軒茶屋には元々有名なお茶屋が3軒存在し、それが地名の由来になったと言われています。(近年までその流れを汲む喫茶店があったそうですが、既に廃業してしまっているそうです。)

駒沢大学駅近辺

駒沢大学駅近辺は世田谷区の駒沢や上馬になり、路線価は40万円代が多いです。ただ自由が丘へと伸びる自由通り沿いなどは、50万円を超える場合もあります。

駅名の通り駒沢大学が近くに存在し、閑静な住宅街ではあるものの学生も多いエリアです。

桜新町駅近辺

桜新町駅近辺は駅名通り世田谷区桜新町、また深沢などになり、この地域の路線価も40万円〜50万円前後となります。

余談ですが、桜新町は国民的アニメ”サザエさん”の舞台となった地域と言われており、サザエさん通りや原作者の長谷川町子氏にちなんだ長谷川町子美術館などが存在します。

用賀駅近辺

用賀駅近辺は世田谷区の用賀、もしくは上用賀となり路線価は40万円〜50万円、一部の大通り沿いで50万円強となります。

この地域は江戸時代以前は宿場町として栄えていました。ちなみに少し前まで世田谷庁舎の建て替え期間中、世田谷税務署の機能の一部が用賀駅に連結している世田谷ビジネススクエアの中にありました。

二子玉川駅近辺

“にこたま”の愛称で親しまれている二子玉川駅周辺は世田谷区の玉川や瀬田などになり、路線価は50万円前後です。
(元々は駅近くの高島屋が有名なエリアでしたが、近年はその他のショッピングモールやオフィスビルの開発などが盛んなため、そうした場所の路線価はもっと高くなりますが、その土地所有者という方はほとんどいないでしょう。)

元々は高島屋の街という印象でしたが、近年急速に様変わりしています。