【2016年版】都内主要地域の路線価(北部編)


前回の【2016年版】都内主要地域の路線価(南部編)に続き、都内主要エリアの路線価のまとめ(北部)をお届けします。

前回の記事では、臨海地域や東急線エリア、それに東京駅周辺や臨海エリアなど都内の南側地域の路線価についてお届けしました。今回の記事では新宿・池袋近辺や、中央線沿線エリア、それに上野や御徒町など都内の北側エリアの路線価動向をお届けします。

※路線価の概要や、相続税との関係についてはこちらの記事をお読みください
2016年の路線価公表 8年ぶりの平均値上昇をどう見るべきか?

注1)
下記の数字は国税庁の発表する路線価MAPを参考に作成しています。

国税庁 財産評価基準書 路線価図・評価倍率表

注2)
下記はあくまで目安の数字であり、近接エリアであってもどの道路に面しているのかによって路線価は大きく変わる場合があります。相続税財産の評価や相続税の試算を行う場合は、税理士に相談するか国税庁の発表する路線価マップを参照願います。

上野・御茶ノ水・秋葉原

もともと江戸時代の東京(当時の江戸)として発展していたのはこの周辺のエリアでした。そのため、当時の風情を今に伝えてくれるような地域が多く、先祖代々の土地を受け継いてきたという人も多い地域です。

まず、上野駅周辺は一部の大通り沿いに例外的に路線価100万円台の場所もありますが、駅周辺でも30万円台〜50万円台が標準的な金額になります。その他に住宅街の根津は50万円台〜60万円台、同じく住宅街の湯島は40万円台〜80万円台です。大通り沿いの商業地は100万円台〜600万円台の場所も多いので、そうした場所に事業用地などをお持ちの場合は注意が必要です。

以前は専門的な電気街のイメージが中心だった秋葉原も、現在は電気製品を中心の商業地として活性化しており、オフィス街でもあるため駅近くの場所は300万円台〜400万円台となります。ただ少し離れると30万円台〜50万円台に下がる為、土地をお持ちの方は自分の持っている土地の評価額がどうであるか、よく確認をした方が良いでしょう。

浅草、北千住、南千住

東京や銀座へのアクセスも恵まれているエリアですが、路線価は大きく下がります。浅草であれば150万円以上の場所もありますが、それも駅近くや大通りに面したところで、少し裏手に行きますと30万円〜80万円ほどになります。
また北千住は一部が20万円台〜30万円台、南千住は20万円台となります。
近辺の亀有や綾瀬、曳舟なども20万円台という場所が多いです。

新宿・四谷・池袋

商業地やオフィスビルの集中している新宿は近年地価も上昇しているエリアです。特に副都心線の開通もあって、新宿三丁目の路線価は高く最高では1900万円台と銀座や東京駅近辺並みの金額になります。ただ、それはごく一部のエリアで、駅から離れ住宅街の方に行くと40万円台〜50万円台というのが標準的になります。

一方で、四谷は住宅地のエリアでも路線価が高く、100万円台〜200万円台と都内の他の高級住宅地と比べても頭1つ飛び抜けています。

また、池袋駅近辺はターミナル駅としては路線価は低めであり、駅前や大通り沿いであっても200万円台〜700万円台、少し駅を離れると30万円台〜40万円台ほどになります。

京王京王線・小田急小田原線エリア

この両線は新宿へのアクセスがしやすいエリアになるので、住宅地としても人気の地域になります。名大前や笹塚、それに祖師ケ谷大蔵や成城学園前などがこのエリアに含まれます。
両線とも路線価は30万円台から60万円台ほどであり、あまり場所によって大きな違いがありません。

吉祥寺・調布

三鷹市、武蔵野市、調布市などの路線価は近年緩やかに上昇していますが、大きな変化はしていません。吉祥寺駅周辺や三鷹駅周辺などは景況感の変化もあって値上がりが大きいのですが、それ以外の地域ではそれほどの変化が起きていないのです。

吉祥寺駅周辺や三鷹駅周辺の商業のエリアは100万円台〜200万円台ですが、駅から少し離れて住宅街に入りますと40万円台〜60万円台に下がります。

中央線・西武新宿線エリア

新宿へのアクセスも行いやすく、人気の高いエリアです。古くからの地主の家系という方が多いエリアでもあります。

中野駅周辺などは、中野通りなどの大通りに面した土地でなければ30万円台〜50万円台となります。ただ商業地にある土地ですと100万円台〜200万円台という場所もあるので注意しましょう。

東西線・JR総武線エリア

東京周辺へのアクセスも良いことから人気の東西線やJR総武線エリアは代々の土地持ちの家系も多く、地主が多いエリアです。路線価は低めの地域ですが、事業用地や賃貸物件などを所有している場合は注意が必要です。

特に路線価が高いのは両国で、大通り沿いでは60万円台となります。ただ、少し外れると20万円台〜30万円台に下がります。また、錦糸町駅周辺は30万円台〜40万円台が一般的です。

西葛西や葛西、東陽町などの東西線沿線は20万円台〜30万円台が標準的になります。

以上、前後2記事にて都内の主な地域の路線価をお伝えしました。
大よその都内の路線価を知っておくと、ご自身の所有不動産の評価は相対的にどういう水準かが分かりますし、不動産を活用した相続税対策を検討する際に、どのエリアでの不動産を購入するか検討するのに役に立ちます。
土地の評価には路線価以外の様々な要因も関係することが多いので、具体的な物件でどうなるのかや詳しく調べられたい場合は専門家へご相談することをお勧めいたします。


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