資産価値と住み心地、バランスの取れたマイホームとは?


マイホーム選びでは、資産価値と住み心地(居住価値)の両立を考えた方が良いでしょう。多くの方がマイホームを購入する場合、まずは住み心地を優先して選択されます。
しかし、日本人の資産における不動産の比率の高さを思いますと、住み心地だけにこだわるのは適切とは言えません。資産における不動産の比率が20%を下回るような富裕層であればともかく、購入したマイホームが資産としての価値を保ち得るかどうかは、多くの人にって人生のフィアンシャルプランニングを大きく変えていきます。

出典:家計における金融資産と 土地・住宅資産の保有の関係(大和総研)

マーホームの資産性が高ければ、万が一の事故やトラブルなどの際にも換金して急場をしのぐことができますし、老後に売却して住み替えや老人ホームの入居費用にあてることも可能です。また家族に遺産として遺しても喜ばれるでしょう。
しかし、資産価値が低ければ住居にかけたお金は使い切りとなってしまい、それを金銭として何かの際にあてにすることも、喜ばれる資産として家族に遺すこともできません。

ここでは、資産価値と住み心地、バランスの取れたマイホームとは何であるかについて見ていきましょう。

一番重要なのは流通性

住居の資産価値を決める際に、もっとも重要になるのが流通性、すなわち売却のしやすさです。例えば郊外のニュータウンのような場所の場合、新築時こそ高い流通性がありますが、街自体の時間が経過するにしたがって購入を希望する人が少なくなり、売却の当てがなくなってしまいます。

そのため、資産価値を維持できるマイホーム選びでは、20年後30年後も流通性を維持できるかどうかを意識しましょう。特にポイントになるのは立地です。
都心であればベストですあ、そうで無ければ交通の利便性が優れているかどうかはとても大切です。例えば都心やターミナル駅へのアクセスの良さや、駅からの近さです。今後の事を思うと、観光地など特殊な場合を除いて駅から徒歩10分を超えるような郊外の物件は、売却時に苦戦する可能性が高いでしょう。

防犯・自然災害からの安全性

なお、立地に関しては交通の便以外に犯罪発生件数や、自然災害への強さも重要な指標になります。もちろんどちらも絶対に安全な場所というのはありませんが、地域の犯罪発生件数や、公共機関などが提供してくれる各種防災関連情報を調べることで、安全性が高いエリアの絞り込みはできるのです。

マンションの場合、管理のあり方も大事

1戸建を購入する場合、時間が経って売却するのであれば何れにしても建物の価値は考慮に入れられないことが多いため、資産価値=土地の値段であり、立地とあとは土地の整地などされ気にすれば、特に問題ありません。
しかし、マンションの場合は事情が異なります。区分所有マンションの場合、部屋の中は多少リフォームやリノベーションできるとしても、建物の躯体や外壁などに関しては1区画の所有者がどうこうできません。そのため、マンション管理がどの程度徹底されているのかが、資産価値を大きく分けることになります。

上記の前提のもと、きちんとした管理が行われているのかどうかの見抜き方ですが、中古マンションであれば管理組合の議事録や、修繕積立金のプール状況などを購入前に見せてもらいましょう。また、マンションの植栽がきちんと手入れをされているかどうかや、共有スペースの掃除が行き届いているのかどうかも重要な指標になります。
ただ、新築マンションの場合、まだ管理組合が発足していないことも多く、これからどうなっていくのか分かりません。1つの目安としてディベロッパーがどこまで今後のマンション管理組合をフォローしてくれるのかなどは、きちんと調べた方が良いでしょう。

上記が特に資産価値にこだわったマイホーム選びのポイントになりますが、実は広さなど観点を無視すれば、これらは居住価値とも重なる部分が多いです。こうした点を意識して、マイホーム選びをしていただければと思います。


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